9月1日 浅井長政自刃の日
- おかみさんのひとりごと
毎年9月1日には、浅井長政の法要が長浜市の徳勝寺でしめやかに執り行われます。
例年ですと、全国から浅井さんが集まられるのですが、去年も今年も関係者だけで静かに行われました。
これ(↓)は、小谷山にある浅井長政自刃の地です。
本丸に向かうメインストリートの途中に、右側に折れる小道があります。赤尾屋敷跡に通ずる小道です。武運に見放され最早これまでと悟った浅井長政が最期の場所として選択したのが、家臣である赤尾氏の屋敷でした。
メインストリートから赤尾屋敷跡までの僅か100mの道程を、長政はどんな気持ちで奔ったのでしょう?
今でも一歩足を踏み外せば遥か崖下に転落してしまいそうな細い岨(そば)道(みち)を、失意の長政は必死の思いで赤尾氏の屋敷まで急いだのでしょうか。
後世に生えた木々がすでに古木として林立する赤尾美作守の屋敷跡には、「浅井長政公自刃之地」の石柱が建ちます。静寂が支配し、訪のう者も稀なこの空間で、浅井長政は29年の短い生涯を終えました。その場所がまさにこの地なのだと思うと、万感想いが重なって、胸が詰まる思いがします。
小谷山の紅葉もとても美しいです。コロナが落ち着いたら是非お越しください。
紅葉の見ごろは11月中旬~下旬です。
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